180mm和三徳-富樫ブラック
¥ 39,820 税込
加算ポイント:362pt
商品コード:
白鋼のエキスパートである富樫氏が適切な温度管理で鍛え上げた鋭く長く切れ続く庖丁。
本職用庖丁に施す冷間鍛錬、その技術を惜しみなく詰め込み、刃身全体を鍛え上げています。
桁槌の痕跡が証として残っています。
両側から均一に研ぎ上げられた両刃の為、利き手を問いません。
手に馴染み易い朴八角水牛柄を取り付け、手に吸い付くような持ち手を採用。
黒い部分は、鍛錬時に出来た酸化被膜。
磨かずに残すことにより、錆び易さを軽減させています。
裏側には、鍛えた本人しか刻む事が出来ない手打ち刻印入りとなっております。
三徳包丁とは?
三徳包丁(さんとくぼうちょう)は、その名の通り「三つの徳(とく)」を兼ね備えた万能包丁。
「肉・魚・野菜」──家庭でよく登場するこの三つの食材を、1本でまかなえる頼もしい存在です。
もともとは、和包丁と洋包丁の“いいとこ取り”として昭和中期に誕生したといわれています。
肉を切るときの鋭さは牛刀、野菜を刻むときの安定感は菜切包丁。それぞれの長所を融合し、毎日の料理にちょうどよい形に仕上げたのが三徳包丁です。実際に三種類の庖丁を並べて見ると、形状の違いもわかりやすく、三徳がいかにバランスに優れた庖丁かが実感できます。
刃渡りはおおよそ165〜180mmが主流で、幅広の刃とやや丸みを帯びた切っ先が特徴。
キャベツの千切り、鶏もも肉のカット、鮭の切り身の下ごしらえまで──切る・刻む・スライスする作業を、リズムよくこなせるのが三徳の魅力です。
そして、はじめての一本にもぴったり。
酔心の庖丁はどれも「研ぎ育てていくこと」を前提に作られているため、これから料理をしっかり楽しみたい方にとって、ながく寄り添ってくれる一本になるはずです。
三徳包丁の「徳」とは?
ここでちょっと余談を。
「三徳包丁」の「徳」とは、どんな意味なのでしょうか?個人的な見解をまとめました。
普段「人徳」や「美徳」などに使われるこの言葉には、「すぐれた性質・働き」という意味があります。
仏教的な言葉では「功徳(くどく)」──つまりよい行いによって得られる恵みという意味も持っています。
では三徳包丁の「徳」は?
「肉が切れる」「魚が切れる」「野菜が切れる」──この三つの用途に優れているという、「役立つ・価値ある働き」という意味で使われているように感じられます。
つまり、「三つの“徳(とく)”=利点・強み」がある庖丁。
だからこそ、三徳包丁は「万能包丁」として多くのご家庭に愛されてきたのですね。
あらためてこの名前を見つめ直してみると、日本語らしい奥ゆかしさと実用性が、しっかりと詰まっているように思えます。