165mm出刃鬼手仏心
¥ 59,950 税込
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鬼手仏心(きしゅぶっしん)─ 富樫憲治氏が挑む刃の究極
鍛冶職人・富樫憲治氏が長年鍛錬を重ねて生み出した出刃包丁シリーズ、「鬼手仏心」。
白二鋼を素材に、鋭さと粘りを兼ね備えた刃を追求しました。
切れ味に加え、刃の耐久性も重視した設計で、魚を捌く現場の声を具現化した一本です。
「鬼手仏心」という名には深い意味があります。
外科医が人体にメスを入れる行為は、鬼の手のようにも見えるけれど、
その背後には患者を思う仏の心があるという言葉。
この思想を庖丁に宿らせております。
調理を始める際、特に和食では魚を捌きます。
一番最初に魚へ入れる庖丁は出刃庖丁です。
人が生きて行くためには、食べなくてはなりません。
食べ物(魚や肉、野菜)に感謝しながら、美味しく調理する為の道具として。
(参考:特集 鬼手仏心)
■ 主な特長
- 白二鋼を使用した純正鍛造仕上げ
- 本霞+仕様により、刃先構造を保ちつつ研ぎ直しにも強く
- 鋭さと粘りの理想的バランス──白鋼の掛かりを活かしつつ刃こぼれを抑制
- 用途重視の設計:切にくい魚の皮への切り込みもグッとかかり、断面の美しさも実現
- 研ぎの再現性:構造が崩れにくく、ベタ研ぎでも刃線を保ちやすい
■ 使用上の注意とメンテナンス
- 細かすぎる仕上げ砥石による研ぎは、白鋼特有の「掛かり」を損なう場合があります。
- 初期刃付はやや強めに設定されていますが、これは汎用性を持たせるためです。
- お好みに合わせて薄く研ぎ抜くことで、より自分の手に馴染む一本に育ちます。
- ご使用後は水分をしっかり拭き取り、錆には十分にご注意ください。
■ 仕様表
鋼材:白二鋼
研ぎ:本霞+
柄朴:八角水牛柄
鞘 :朴鞘
硬度:約62~63HRC(参考値)
■ 職人の想いと使い手の声
「漁場での大量処理において、“鋭くスッと入る刃”があれば後の作業が詰まらない。」
そんな現場の声に応えるために設計された庖丁です。
実際に使用された方からは、
「切っ先の滑らかさは柳刃のよう」「骨に当たっても刃が欠けない」などの声も届いています。
伝統と探究を兼ね備え、切れ味と耐久性という相反する要素に挑んだ結果が、鬼手仏心という形に結実しました。
堺が誇る『富樫打刃物』が鍛えあげた、究極の出刃庖丁。
ぜひ手に取り、その魂を感じてください。